「働きたいけれど、毎日通所するのが難しい…」そんな悩みをお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。今日は、就労支援における在宅勤務についてお伝えします。
在宅勤務とは
在宅勤務とは、自宅にいながら就労支援を利用し、仕事をする働き方です。
近年、インターネットやパソコンの普及により、在宅での就労支援も広がってきています。
在宅勤務が向いている方
在宅勤務は、以下のような方に適しています:
通所が難しい方
- 体調に波があり、毎日の通所が負担
- 移動に困難がある
- 家族の介護などで外出が難しい
- 人混みや公共交通機関が苦手
段階的に働きたい方
- まずは在宅から始めて、徐々に通所に移行したい
- 週に数日は在宅、残りは通所という形を希望
- 体調を見ながら柔軟に働きたい
集中して作業したい方
- 静かな環境の方が作業に集中できる
- 自分のペースで仕事を進めたい
在宅でできる仕事
在宅勤務では、主にパソコンを使った作業が中心となります。
具体的な仕事内容
- データ入力
- 文書作成・資料作成
- 画像編集・加工
- Webサイトの更新作業
- 翻訳・文字起こし
- ECサイトの商品登録
- SNS運用サポート
- プログラミング(スキルがある方)
事業所によって対応できる仕事内容は異なりますので、確認が必要です。
在宅勤務の流れ
1. 環境の確認
在宅勤務を始める前に、以下の環境が整っているか確認します:
- パソコン(事業所から貸与される場合もあります)
- インターネット環境
- 作業できるスペース
- 連絡手段(電話・メール・チャットなど)
2. 勤務時間の設定
通所と同じように、勤務時間を設定します。
- 1日4時間、週3日など、無理のない時間から
- 体調に合わせて柔軟に調整可能
- 休憩時間もしっかり確保
3. 日々の連絡
在宅でも、事業所とのつながりは大切です。
- 始業時・終業時の報告
- 作業内容の共有
- 困ったときの相談
- 定期的なオンライン面談
在宅勤務のメリット
通所の負担が軽減
- 交通費がかからない
- 移動時間が不要
- 天候に左右されない
- 身支度の負担が少ない
自分のペースで働ける
- 体調に合わせて休憩が取れる
- 集中しやすい環境で作業できる
- 周囲を気にせず自分のペースで
新しいスキルの習得
- パソコンスキルが身につく
- オンラインコミュニケーションに慣れる
- 将来の在宅ワークにつながる
在宅勤務の注意点
孤立しないために
在宅勤務は自由な反面、孤独を感じることもあります。
- 定期的にスタッフと連絡を取る
- オンライン朝礼や交流会に参加する
- 困ったことは早めに相談する
生活リズムの維持
- 決まった時間に起きる
- 仕事と休憩のメリハリをつける
- 適度に体を動かす時間を作る
セキュリティ対策
- パソコンやデータの管理に注意
- 作業内容の守秘義務を守る
- 事業所の指示に従う
通所と在宅の併用も可能
「完全在宅」だけでなく、「通所と在宅の併用」という選択肢もあります。
併用のメリット
- 体調の良い日は通所、悪い日は在宅
- 週2日は通所、週3日は在宅など柔軟に
- 人との交流も保ちながら、無理なく働ける
よくある質問
Q. パソコンが苦手でも在宅勤務はできますか?
はい、可能です。基本的な操作から丁寧に教えますので、ご安心ください。簡単な作業から始めていきましょう。
Q. パソコンは自分で用意する必要がありますか?
事業所によっては、パソコンを貸し出している場合もあります。まずはご相談ください。
Q. 在宅勤務でも工賃は出ますか?
はい、通所と同様に作業に応じた工賃が支給されます。
Q. 在宅勤務から通所に切り替えることはできますか?
はい、できます。体調や状況に応じて、柔軟に対応いたします。
Q. 家族がいても在宅勤務はできますか?
作業に集中できる環境があれば可能です。事前に家族の理解と協力を得ることが大切です。
まずはご相談を
在宅勤務に興味があるけれど、不安もある…という方も多いと思います。
- 自分に在宅勤務が向いているか分からない
- どんな仕事ができるのか知りたい
- まずは試してみたい
どんな些細なことでも構いません。まずはお気軽にスタッフにご相談ください。
一人ひとりの状況に合わせて、最適な働き方を一緒に考えていきましょう。
新しい働き方の可能性
在宅勤務は、これまで就労が難しかった方にも、働く機会を広げる可能性があります。
「自宅で、自分のペースで働く」という選択肢を、ぜひ検討してみてください。
在宅勤務についてのご相談は、いつでも受け付けています。あなたらしい働き方を、一緒に見つけていきましょう。




