自分のペースでいい

就労支援について

誰かと比べてしまうとき

毎日通所できている利用者さんが、すごく見えてしまう。

週に2回しか通えない自分が、だめに感じてしまう。

そんなふうに、自分を責めている利用者さんがいます。

でもね

別に、人と比べなくてもいいんです。

自分が来れるときに、自分のできる作業をしてくれたら、それでいい。

本当に、それだけでいいんです。

いろんな日があっていい

お昼ご飯を一緒に食べる日もあれば、別室で食べる日もあっていい。

半日で帰る日があってもいい。

調子がいい日もあれば、悪い日もある。

それは当たり前のこと。

できないことを数えなくていい

「あの人は毎日来れてるのに」

「あの人は何でもできるのに」

できないことばかりを数えなくていいんです。

あなたは、あなたのペースで頑張っている。

それで十分です。

そもそも、なぜここにいるのか

アルバイトや正社員で働くのがしんどい時期だから、就労支援を選んでいるんですよね。

だったら、無理しなくていい。

ここは、あなたが自分のペースで働ける場所。

比較する必要なんて、ないんです。

毎日来れる人は、それはそれですごい

もしかしたら、毎日通えて仕事もなんでもこなせる利用者さんは、就労支援を卒業するタイミングかもしれません。

でも、まだ就職を選ばず、就労支援に来ている。

それも、その人のペースとタイミング。

焦る必要はないんです。

みんな違って、みんないい

週5日来る人がいて、週2日来る人がいて。

一日中いる人がいて、午前中だけの人がいて。

みんなでお昼を食べる人がいて、一人で食べる人がいて。

それでいいんです。

みんな違って、みんないい。

自分のペースで

だから、気にせず自分のペースで来てください。

来れる日に来る。

できることをする。

疲れたら休む。

それが、あなたのペースです。

比べるなら、昨日の自分と

もし誰かと比べたいなら、他の人じゃなくて、昨日の自分と比べてみてください。

先週より、ちょっと早く起きられた。

先月より、少し作業に集中できた。

去年より、人と話せるようになった。

そんな小さな変化が、あなたの成長です。

あなたはあなたのままでいい

毎日来れなくても。

何でもできなくても。

あなたはあなたのままで、価値がある。

ここに来てくれているだけで、十分です。

最後に

「だめな自分」なんて、いません。

今のあなたが、ベストなあなた。

無理せず、焦らず、比べず。

自分のペースで、一緒に進んでいきましょう。

わたしたちは、あなたが来てくれるのを、いつでも待っています。


※就労支援の現場で働く支援者の視点から書いています。利用者さん一人ひとりのペースを大切にしたいという思いを込めて。