朝起き抜けの不安について

就労支援について

目覚めた瞬間から

朝、目を開けた瞬間から、不安が襲ってくる。

そんな経験、ありませんか?

私は、あります。

なぜ朝から不安になるのか

夜、考えごとをしたせいでしょうか。

何か不安に思うことがあるせいでしょうか。

気温が下がって、自律神経の影響もあるのかもしれません。

はっきりとした理由はわからないけれど、朝起きた瞬間から、胸が苦しくなることがあります。

予期不安という名の防御反応

起こってもいないことを心配する。

これを「予期不安」と言います。

実際に起こった時のための、防御反応なのかもしれません。

急にハプニングが起こったら対処できないから、予め心が準備をしようとしているんでしょう。

自分に対して思うこと

でも、自分のことながら、なかなかきついですね。

「もう考えごとをして苦しめるのをやめてくれーーー」

そう思うことがあります。

自分の心なのに、自分でコントロールできない。

この感覚、わかってもらえるでしょうか。

9割は起こらないと言うけれど

「心配事の9割は起こらない」

よく聞く言葉です。

そして、それに対して納得しているはずなのに。

心が、わざわざ不安になるように仕向けてくる。

頭では理解しているのに、心がついていかない。

つらいけど、性格ですよね

つらいです。

でも、これは性格なんだと思います。

不安を感じやすい性格。

心配性な性格。

それが悪いわけじゃない。ただ、そういう性格なだけ。

利用者さんの気持ちが痛いほどわかる

だから、そんな話をしてくださる利用者さんの気持ちが、痛いほどわかります。

共感できます。

「私も同じです」って、心から言えます。

周りの人たちから言われる言葉

でも、その利用者さんがおっしゃっていました。

「考えすぎ」

「マイナス思考」

「取り越し苦労」

周りの人たちに、そう言われると。

否定されているようで、つらいと。

前向きな人は素晴らしい、でも

もちろん、そういう考えを持つ方は、前向きで素晴らしい方なんだと思います。

不安にならない人は、強い人です。

でも、不安を感じやすい人もいるんです。

もう少し優しい気持ちで

だから、お願いしたいことがあります。

不安を感じやすい人に対して、「考えすぎ」と切り捨てないでほしい。

「気にしすぎ」と否定しないでほしい。

もう少し優しい気持ちで、見守ってほしいなと思います。

否定じゃなくて、寄り添いを

「大丈夫だよ」

「一緒にいるから」

「その気持ち、わかるよ」

そんな言葉の方が、ずっと心に響きます。

朝の不安との付き合い方

朝起き抜けの不安は、なかなか消えません。

でも、少しずつ付き合い方を学んでいます。

深呼吸をしてみる。

カーテンを開けて、朝日を浴びる。

温かい飲み物を飲む。

小さなことだけど、少し楽になることもあります。

同じように悩んでいる人へ

もし、あなたも朝の不安に悩んでいるなら。

それは、あなたが弱いからじゃありません。

あなたが「考えすぎ」だからでもありません。

ただ、不安を感じやすい性格なだけ。

それは、悪いことじゃないんです。

最後に

朝起き抜けの不安は、つらいです。

でも、同じように悩んでいる人がいることを知ってほしい。

あなたは一人じゃない。

そして、その不安を否定する必要はない。

ゆっくり、自分のペースで、付き合っていけたらいいなと思います。

わたしも、一緒に頑張ります。


※この記事は個人の経験をもとに書いています。不安が日常生活に大きく影響している場合は、専門家への相談をおすすめします。