ある出会い
少し前に、ある場所で話をした人がいました。
すごく話が上手で、自分はこんなにすごいことをしている、こんな実績があると語ってくれました。
周りの人たちは感心していたりリスペクトしていたり。
確かに話を聞いていると「すごい人だな」と思えました。
でも何か違和感がありました。
話は確かにすごい、でも具体的な話が少ない。
「いろいろやってます」「実績があります」
そういう言葉は多いけれど、具体的に何をどれだけやったのかがあまり見えてこない。
気になったので後で少し調べてみました。
そうしたら実際にはそんな活動もされていないようだし実績も見当たらない。
つまり話を大きくしていたんです。
実際にはやっていないことをやっているように話す。小さな実績を大きく見せる。
そういう「見せ方」が上手な人だったんです。
でも話術の力はすごいなと思いました。
周りの人たちは疑わずに信じていました。わたしも最初はそう思いました。
話が上手な人の特徴
話が上手な人にはこんな特徴があります。
「いろいろやってます」「たくさんの人と関わっています」「実績があります」
具体的な数字や事例がなく抽象的です。
相手の話を聞くより自分の話をする。「俺は〇〇で」「俺が〇〇したときは」と主語が「俺」「私」ばかりです。
小さな実績を大きく見せる、やっていないことをやっているように話す。話を盛ります。
でも話術はあります。人を惹きつける力、それは確かにあるんです。
本当に実力がある人は違う
一方で本当に実力がある人は違います。
「〇〇を〇年間やってきました」「〇〇人の方をサポートしました」
具体的な数字や事例を淡々と話します。
「まだまだです」「運が良かっただけです」と謙虚で自慢っぽくなりません。
自分から話すより聞かれたら答える。そんなスタンスです。
言っていることとやっていることが一致しています。嘘がないからブレません。
見分けるポイント
ではどうやって見分けるか。
「具体的にどんな活動をされているんですか?」「何人くらいの方をサポートされたんですか?」
具体的に聞いてみると答えられない人もいます。
可能なら実績を確認する。ネットで調べたり他の人に聞いたり。話だけを鵜呑みにしない。
身近な人はどう評価しているか。一緒に働いている人、一緒にいる人の評価を聞いてみる。
一度の話だけで判断しない。時間をかけて観察する。言動が一致しているか見る。
なぜ騙されるのか
話が上手だと信じてしまいます。「こんなに堂々と話すんだから本当だろう」と。
人は「すごい人」に出会いたいと思っています。だからすごそうな人がいると信じたくなります。
「疑うのは失礼」そう思って疑わずに信じてしまいます。
でも疑うことは大切です。失礼なことではありません。
特に利用者さんや大切な人を守るためには人を見る目を養うことが必要です。
支援者として
わたしは支援者として働いているので、利用者さんが騙されないように本物を見極める目を養いたいと思います。
そして自分自身も見せ方だけに頼らない、地道に実力をつけていきたい。
最後に
誤解のないように言っておきますが、話が上手なことそれ自体は悪いことじゃありません。
人を惹きつける力は大切です。
でも中身が伴っているかどうか。それが一番大切です。
話が上手な人と本当に実力がある人。その違いを見極める目を養いたい。
見せ方が上手な人に惑わされず地道に努力している人をちゃんと評価できる。
そんな目を持ちたいですね。
そして自分自身も見せ方だけじゃなく中身を磨いていきたいです。
※この記事は一般的な「人を見る目」について書いています。話術と実力、両方大切ですが中身が伴っていることが一番大切だと思います。


