就労支援の現場では、日々いろいろな出来事があります。
嬉しいこともあれば、うまくいかなくて利用者さんの感情が高ぶってしまうこともあります。
感情の奥にある本当の思い
私が意識しているのは、そんなときこそ「どうしたい?」と本人に聞くこと。
喜怒哀楽がはっきりしていて、時には怒られることもあります。でも、その感情の奥には「本当はこうしたかった」「こうなってほしかった」という思いが隠れていることが多いんです。
感情は、その人の大切な思いを教えてくれるサインなのかもしれません。
まずは受け止めることから
まずは共感して受け止める。
「そうだよね、そう感じたんだね」と気持ちを言葉にしてあげる。
そして一呼吸おいてから、「じゃあ、どうしたい?」と聞きます。
表情がやわらぐ瞬間
そうすると、不思議と少しずつ表情がやわらいでいくことがあります。
自分の意見が尊重される経験は、自信につながりますし、「自分で考えて決める力」を育てることにもつながります。
答えがすぐに出なくても、一緒に考える時間そのものが大切だと思っています。
支援の出発点
支援は、指示や助言だけでなく、相手の声を聞くことから始まる。
それを日々、大事にしています。
もちろん、まだまだ初心者の私には難しい場面もたくさんありますが、「どうしたい?」という問いかけは、利用者さんにとっても、私にとっても大切な出発点になっているように感じます。
就労支援の仕事はまだ始めたばかりですが、現場で感じたことを少しずつ言葉にしていきたいと思います。