障害基礎年金につながるかもしれない方へ、初診と受診記録の大切さ

就労支援について

精神的な不調を感じて病院を受診するとき、「まさか将来、障害基礎年金の申請をすることになるなんて」と考える人は少ないと思います。

でも、もしそんな日が来るかもしれないと思ったら、ぜひ覚えておいてほしいことがあります。

まず大切なのは「初診日」の記録

将来、障害基礎年金の申請につながるかもしれない精神疾患などになった場合、まず大切なのは

  • 初めて病院を受診した日と受診した病院がわかる書類(明細など)を捨てずに残しておくこと

です。

「こんな紙切れ、必要ないよね」と思って捨ててしまいがちですが、この小さな書類が後々とても重要になることがあります。

1年6か月後の記録も大切

その後、症状の経過を示すために、初診から1年6か月が経った時点で通院していた病院の診断書が必要になります。

なので、1年6か月後にどこの病院に通っていたかもわかるように受診記録を保管しておくことが重要です。

転院している場合も、どこでいつ受診したかがわかる記録があると安心です。

なぜこの記録が大切なのか

障害基礎年金は、申請時にこの「初診日」と「1年6か月後の診断書」がポイントとなるためです。

初診日が証明できないと、年金の申請自体ができなくなってしまうこともあります。

将来のために、小さな書類でも記録は大切にしてください。

専門家に相談することの大切さ

細かい支給条件や例外については、専門家(社労士)に相談するのが安心です。

一人で調べて悩むよりも、その道の専門家に頼る方がずっと確実です。

最後に

今は元気でも、将来のことは誰にもわかりません。

「備えあれば憂いなし」という言葉があるように、小さな記録を残しておくことで、もしもの時に自分を守ることができます。

受診した際の書類は、ぜひ大切に保管しておいてくださいね。


まだまだ勉強中の身ですが、就労支援の現場で感じたことや学んだことを、できるだけやさしい言葉で発信していきます。