また来てほしい―休んだ後の「行きづらさ」について

就労支援について

就労支援に通っていたのに、ふとしたきっかけで「行きづらいな」と感じてしまうこと、ありませんか?

今日は、そんな時に知っておいてほしいことをお伝えします。

「行きづらく」なるきっかけ

通所が途切れるきっかけは、誰にでも起こりうることです。

  • 風邪やインフルエンザで数日休んでしまった
  • 家族のケガや病気で看病が必要になった
  • がんばって通所日数を増やしたら、疲れてしまった
  • 任された仕事が、自分には合わないと感じた
  • なんとなく体調が優れない日が続いた

どんな理由であっても、「行きづらい」と感じる気持ちは自然なものです。

休んだ後の不安な気持ち

数日休むと、こんな心配が頭をよぎるかもしれません。

「私が休んでいる間、他の人に迷惑をかけたかな…」

「私の仕事を、誰かが代わりにやってくれたんだろうな」

「みんな忙しかったんじゃないかな」

「久しぶりに行ったら、何か言われるかもしれない」

そんな心配で、ますます足が重くなってしまう。その気持ち、よく分かります。

伝えたい大切なこと

でも、安心してください。

みんな、あなたのことを心配しているだけです。

「迷惑だ」なんて、誰も思っていません。

「体調は大丈夫かな」

「何かあったのかな」

「また元気な顔が見たいな」

そんな風に、あなたの帰りを待っています。

仕事の負担? それは私たちスタッフが調整します。それが私たちの仕事です。

あなたが気にすることではありません。

無理は禁物です

がんばりすぎていませんか?

「週2日から週3日に増やしたけれど、しんどくなってきた」

そんな時は、無理せず週2日に戻してください。

「行かないといけない」という義務感が、気持ちの負担になることがあります。

大切なのは、通所日数ではありません。

あなたが無理なく、自分のペースで続けられることです。

ペースダウンは「後退」ではない

週3日から週2日に戻すことを、「がんばれなかった」と思わないでください。

それは「自分のペースを見つけた」ということです。

無理をして続かなくなるより、ずっと良い選択です。

こんな方法もあります

まずは連絡から

「いきなり行くのはハードルが高い」

そんな時は、まず連絡してみませんか?

  • 電話で「来週から行けそうです」と伝える
  • 「来週の月曜日だけ、試しに行ってみます」と相談する
  • 「体調が良い日に連絡してから行きます」という形でも大丈夫

スタッフと相談しながら、少しずつ始めていきましょう。

合わない仕事は変えられます

「任された仕事が、自分には合わない気がする」

そう感じたら、遠慮なく相談してください。

仕事が人に合わせるのではなく、人に仕事を合わせます。

  • 立ち仕事がつらければ、座ってできる作業に
  • 細かい作業が苦手なら、別の作業に
  • 人と関わる仕事が疲れるなら、一人で集中できる作業に

あなたに合った仕事を、一緒に探しましょう。

「また来てほしい」

何日休んでも構いません。

何週間空いても構いません。

また来たいと思った時が、あなたのタイミングです。

私たちは、いつでもあなたを待っています。

「迷惑をかけた」と思わないでください。

「申し訳ない」と謝らないでください。

ただ、「ただいま」と言ってくれれば、それで十分です。

相談してください

  • 通所日数を減らしたい
  • しばらく休みたい
  • 仕事を変えてほしい
  • 在宅勤務にしてほしい
  • とにかく話を聞いてほしい

どんなことでも構いません。

一人で抱え込まず、まずは相談してください。

電話一本で大丈夫です。

「ちょっと相談したいことがあるんですけど」

それだけで十分です。

あなたのペースで

就労支援は、競争ではありません。

他の人と比べる必要もありません。

あなたのペースで、あなたらしく。

それが、一番大切なことです。

時には立ち止まり、時には休み、そしてまた歩き出す。

そんな歩み方で、まったく問題ありません。

私たちは、あなたのペースに寄り添います。


「行きづらいな」と感じている方へ。大丈夫です。いつでも、あなたの帰りを待っています。まずは、気軽に連絡してみてください。